ittala シリーズについている名前の意味
ittala(イッタラ)はフィンランド・イッタラ村の小さなガラス工場から生まれました。ブランド名にはルーツであるこの村の名前がつけられています。
イッタラの各シリーズにもそれぞれ名前がついていますが、日本人には馴染みのない単語が多く、「どういう意味なの?」とよく聞かれます。
名前の意味を知ってイッタラのシリーズをより深く楽しんでもらいたい、そんな思いでシリーズ名の意味をまとめました。
あ行
アイノ・アアルト(Aino Aalto) | フィンランドの建築家であり、インテリアデザイナー。 アルヴァ・アアルトの妻。 |
アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto) | 「北欧の賢人」と言われたフィンランドを代表する建築家、プロダクトデザイナー。 |
ウルティマ ツーレ(Ultima Thule) | 「日が沈むことのない氷と雪に閉ざされた極北の島」 伝説に登場する架空の島を指す。ラップランドの氷が溶ける様子にインスピレーション得ている。 |
ヴァルケア(Valkea) | フィンランド語で「白」。 柔らかいフォルムで揺らめくリング状の影を映し出すキャンドルホルダー。 |
エッセンス(Essence) | 「本質的なもの/最も大切な要素」 あらゆるワインに対応でき、かつグラスの種類を少なくするという考えの下にデザインされたシリーズ。直線的で、洗練されたシンプルなデザインが特徴。 |
オリゴ(Origo) | ラテン語で「中心」という意味。”食事を楽しむことが、暮らしの中心となるように”という思いを込めてつけられた。 映画「かもめ食堂」でも使用されていた人気のシリーズ。 |
か行
カステヘルミ(Kastehelmi) | フィンランド語で「露のしずく」。 きらめく朝露にインスピレーションを受けて制作された。 |
カルティオ(Kartio) | フィンランド語で「円錐」。 有名デザイナーであるカイ・フランクによってデザインされたシリーズ。 |
キビ(Kivi) | フィンランド語で「石」。マリメッコ(marimekko)のコラボレーションから生まれたキャンドルホルダー。 |
クル(kuru) | フィンランド語で「山あい」。トレッキング、カヤック、スキーを楽しむことができる北極圏の険峡谷をイメージしている。 |
キュリアス マインド オブ オイバ トイッカ(The Curious Mind of Oiva Toikka) | 「オイバ・トイッカの好奇心」 オイバ・トイッカは、イッタラの代表的なコレクションを数多く創り出したデザイナー兼アーティスト。 curious mindは「好奇心」。 140年の節目を迎えたイッタラが、伝説的なデザイナーであるオイバ・トイッカの功績を称えたコレクション。 |
さ行
サルパネヴァ(Sarpaneva) | デザイナーの名前がつけられたシリーズ。 ティモ・サルパネヴァ(Timo Sarpaneva)は、ガラスの革新的な作品で評価を受けた、20世紀フィンランドを代表するガラス作家。 |
た行
タイカ(Taika) | フィンラインド語で「魔法」。 幻想的で美しい動物たちが描かれている。 |
タピオ(Tapio) | デザイナーの名前がつけられたシリーズ。 タピオ・ヴィルカラ(Tapio Wirkkala)はマルチな才能を持つデザイナーで、イッタラのために400以上ものガラス作品を作り上げた。 |
チッテリオ98(Citterio 98) | デザイナーの名前がつけられたシリーズ。 アントニオ・チッテリオとパートナーのグレン・オリバー・ロウによって1998年に発表されたカトラリー。 |
ティーマ(Teema) | フィンランド語で「テーマ」。 メインで使える万能で実用的なシリーズ。 |
ティーマ ティーミ(Teema Tiimi) | フィンランド語で「チーム」。 アジアの食卓に合わせやすいサイズで展開されており、イッタラのデザインチームと複数のアジア人デザイナーで制作。ものづくりの過程でチームワークを大切にしたフランクの遺志が表されている。 |
な行
ニヴァ (Niva) | フィンランド語で「急流」。 円柱型のストレートなフォルム、表面の凸凹やラインはまさに北欧の自然が表現されています。 |
ナップラ(Nappula) | フィンランド語で「ボタン」。 ARABIAのガラス工場があったヌータヤルヴィ村にあるガラスミュージアムで見た、大きな丸い脚のテーブルからインスパイアを受けた。 |
は行
バード バイ トイッカ アニュアルエッグ/キューブ (Bird by Toikka Annual cube & egg) | アニュアル(Annual)は「年1回の」という意味があり、このシリーズでは毎年デザインをその年独自のものに変更して販売されている。 水鳥のクイナがモチーフで、一点一点がマウスブロー(吹きガラス)で手作りのユニークなアイテム。 |
フルッタ(Frutta) | フィンランド語で「フルーツ」。 ベリーやフルーツからヒントを得て誕生したフルッタは、フィンランドの森でのベリー摘みを想起させる。 |
フローラ(Flora) | 英語で「植物相」。 特定の地域に属している植物を指す。「動物相」という意味のファウナ(Fauna)と対をなす言葉。 立体的なエンボス加工でデザインされた木や花などのモチーフが愛らしいシリーズ。 |
ま行
ミランダ(Miranda) | 氷の惑星「ミランダ」から着想を得ている。「ミランダ」は天王星の周りに存在する惑星で、表面が氷で覆われており、ガラスボウルに描かれたパターンはそれがモチーフになっている。 |
ら行
ラーミ(Raami) | フィンランド語で「フレーム(枠)」。 テーブルという枠において、魅力的で心地のよいカジュアルなムードを作り、食事を楽しめることをコンセプトにしている。 |
ルーツ(Ruutu) | フィンランド語で「ひし形」。 シンプルで対称的なデザインが特徴的。 |
レンピ(Lempi) | フィンランド語で 「お気に入り」。 スタッキングも可能な脚付きグラスで、無駄を削ぎ落したシンプルで美しいフォルム。 |
まとめ
イッタラのシリーズ名をまとめてご紹介しました。
シリーズ名には制作時にインスピレーションを得たものや、そのシリーズに込められたデザイナーの思いが表れています。由来を知ると、食卓に並ぶいつもの食器たちがより愛おしく感じられますよ。
食卓を華やかに彩ってくれるイッタラの名品たち。同じ料理でも、食器一つで随分イメージが変わります。ぜひお気に入りを見つけてみてください!